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セメント・モルタル・コンクリートの違いとは?鉄筋コンクリート住宅の基本を知ろう
火事や地震などの自然災害に強く、耐久性が高いことで人気の鉄筋コンクリート造(RC造)住宅。
鉄筋コンクリート造のモデルハウスを見に行くと、「外壁はモルタル仕上げです」と言われることがあります。
「コンクリートとモルタルの違いって何?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
どちらも家づくりの現場ではよく聞く言葉ですが、明確な違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、セメント・モルタル・コンクリートの違いについて解説します。
セメントとは、水と反応すると固くなる性質を持った粉のこと。
モルタルもコンクリートも、このセメントが基本材料となります。
水とセメントを練り合わせ、固まる前のものをセメントペーストと呼びます。
セメントはそれ単体では強度がないため、建物に使われることはありません。
モルタル外壁の割れや欠けた部分の補修、またタイルを施工する際の接着剤として使われます。
セメントに水と砂を混ぜたものをモルタルと呼びます。
セメント単体よりは強度がありますが、コンクリートほどの強度はありません。
しかし、コンクリートよりも柔軟性が高くデザインの自由度が高いため、仕上げ材として使われます。
モルタルは色をつけることもできるため様々な表情を出すことができ、外壁や内装材としても使われます。
コンクリートとは、セメントに水・砂・砂利などを混ぜて強度を増したものです。
固まる前の状態のコンクリートを生コンクリート(フレッシュコンクリート)、略して「生コン」と呼びます。
この生コンを型枠に流し入れて固めるとコンクリートとなります。
コンクリートは非常に耐久性が高いため、住宅の基礎部分に使用されます。
また、鉄筋コンクリート造住宅においては床や壁、天井に使用されます。
その他にも、軽量気泡コンクリート(ALS)と呼ばれるものがあります。
ALCはAutoclaved Lightweight aerated Concreteの頭文字を取ったもので、これは「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」という意味です。
ALCは通常のコンクリートよりも軽量で、耐火性にも優れているというメリットがあります。
そのためコンクリートよりも使いやすく、住宅の外壁に使用されることが多いです。
セメントとモルタル、コンクリートは一見して違いがわかりづらいですが、それぞれに強度が異なり、適した使い方も異なります。
その使い分けや強度に関してはわかりづらい部分もあるため、信頼できるプロに相談するのが一番です。
住宅にどんな材料が使われているかを知ることによって、より安心してマイホームを建てることができるでしょう。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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