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玄関に「壺」を置くのは危険?防災視点から見る玄関のレイアウトとは
せっかく家を建てるなら、玄関のインテリアにもこだわり、素敵な玄関にしたいですよね。
デザインや照明にこだわるだけでなく、観葉植物や壺などの装飾品を飾り玄関を華やかにしたいと思われるかもしれません。
しかし、玄関に壺を置くことには防災観点上リスクが大きいことをご存知でしょうか。
今回は、玄関に壺を置くことのリスクと、防災観点から見る玄関のレイアウトについてご紹介します。
壺などの重たい装飾品は、地震の揺れによって倒れたり落下したりしてしまう危険性が高いです。
また、壺は形状的に安定感がないことが多く、少しの揺れでも倒れて割れてしまうことがあります。
その際、破損した欠片が飛び散って怪我をしてしまう恐れもあります。
また、玄関は人の出入りが多い場所です。
出入りの際に手などが当たって倒れてしまうことも考えられます。
地震などの緊急時には、迅速な避難が必要となります。
特に玄関は家の外へ避難するときの経路となりますが、玄関で壺が割れて破片が散らばってしまうと、避難経路を塞いでしまう可能性があります。
壺が転がって扉が開けにくくなってしまったり、割れた破片によって避難経路が通れなくなったりと、避難が遅れてしまうことに繋がるかもしれません。
防災上の観点から考えると、玄関に置くインテリアは重たいものを避け、できるだけ軽量で落ちても安全なものにすることが望ましいです。
壺や花瓶などは豪華でインテリアのアクセントになりますが、上記の通り、地震などの災害時に避難の妨げになってしまうかもしれません。
もし壷や花瓶などを置く場合には、転倒や落下を防ぐためにしっかりと固定して置くようにしましょう。
固定が難しい場合は、玄関には置かずに他の場所に置くことをおすすめします。
壺や花瓶に限らず玄関に何か装飾品を置きたい場合は、転倒防止グッズを活用しましょう。
耐震マットや転倒防止用の粘着シートなどを使ってしっかり固定することで、地震時の揺れによる転倒や落下を防ぎ、安全性を高めることができます。
また、造り付け以外の家具などがあれば、その固定も併せて行うことで、地震の際の被害を最小限に抑えることができるでしょう。
玄関は家の顔となる部分であるためインテリアにこだわることも大切ですが、それ以上に安全性を確保することが非常に重要です。
壺などの装飾品は見た目は豪華ですが、防災の観点から見ると注意が必要です。
地震などの災害時の安全を確保できるよう、置くものや置き方をよく考えましょう。
玄関のレイアウトに関してや、防災対策について詳しく知りたいと思われたら、ぜひ住宅の専門家に相談してみてくださいね。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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