何故、建房の家はカッコイイのか!?感動するのか!?ディテール特集!!vol.4
こんにちは、倉敷・岡山で建築家とおしゃれで、カッコイイ注文住宅(デザイナーズ住宅)を建てている建房の大森です。
今回も、前回に引き続きカッコイイ家の「カッコイイには理由が存在する」ことを、ディテール特集と銘打ちまして
シリーズとして掲載をしていきます。今回も、その第四段としまして『同じものもよりシャープに見せる工夫(テーパー仕上げ)』をテーマにさせて頂きます。
※前回のvol.3で、vol.4は『建房が考える計画換気』をお送りさせて頂くと予告させて頂きましたが、今回どうしても『同じものもよりシャープに見せる工夫(テーパー仕上げ)』をブロブに掲載したいという私の勝手な思いで『建房が考える計画換気』は、vol.5で掲載させて頂きます。ご期待頂けると幸いです。
【テーパーとは?】
「テーパー」とは、先細りになっていること。また,その先細りの勾配(こうばい)。
イラストで表すと
このようなカタチです。
いつものことながら、主観全開になりますので、マニアックなところも多々ございますが、ご容赦頂けると幸いです。
過去の感動を与えるディテール特集は下記のタイトルをクリックしていただければページに飛びます
ディテール特集!!vol.2は「室内の広がり(空間)編」コチラ
ディテール特集!!vol.3は「スイッチ・コンセント編」はコチラ
ディテール特集!!vol.5は「建房が考える換気計画(空気をデザインする)編」はコチラ
ディテール特集!!vol.5-2は「建房が考える計画換気(空気もデザインする)・後半 編」はコチラ
ディテール特集!!vol.5-3は「建房が考える計画換気(空気もデザインする)・+α 編」はコチラ
その前に、「ディテールってなに?」と思われている方もいる可能性があるので、ディテールの説明をしていきます。
【ディテールとは?】
「ディテール」とは、 「細部」や「全体に対する末端部分」を意味する言葉です。
部材と部材の接合する部分には、様々な組み合わせ方法がありますが、機能性と美しさを実現できるものを選びます。そのようにして出来上がった細部のことをいいます。
それでは、早速どんなものかをご紹介させて頂きます。
まずは、住宅設備に欠かせない『洗面台』についてですが、洗面台といっても様々なデザインが存在します。
その中で大きく分類すると、【ユニットの洗面台】と【造作の洗面台】があります。
【ユニットの洗面台】
(恐らくほどんどの方は洗面台と聞くとこちらを連想されると思います。)
※ブログ内の画像は全てクリックで拡大が可能です
【造作の洗面台】
(こちらは企画された商品ではなく、主にカウンター、ボウル、水栓、ミラーを好みに合わせて作るある意味オリジナルの洗面台になります。)
本日のテーマになっている『テーパー仕上げ』は、こちらの造作の洗面台のカウンター部分を加工したものになります。
先ずは、木素材からご紹介します。
【テーパー仕上げをしていない木素材の洗面台カウンター】
※画像をクリックし拡大してご覧ください
誤解のないようにお伝えさせて頂きますが、テーパー無しがダメというわけではありません。テーパー無しのカウンターは素材感が出てこれはこれで凄くカッコイイと思います。
【テーパー仕上げをしている木素材の洗面台カウンター】
※画像をクリックし拡大してご覧ください
画像をアップにして頂けるとカウンター断面がシャープなのがわかると思います。
続いてのご紹介は、カウンターがメラミン素材です。
メラミン素材は水に非常に強いのと無機質な感じで多彩なカラーからセレクト出来るのが特徴です。建房では、洗面カウンターの素材が木とメラミンで比べると4(木):6(メラミン)の割合になっています。これまたどちらが良いかではなく。どちらの長短所を知った上でさらにコストと大前提のお好みを考慮してセレクトされるのがよいかと考えます。話しがそれました(;^_^A
【テーパー仕上げをしていないメラミン素材の洗面台カウンター】
※画像をクリックし拡大してご覧ください
上記のメラミンカウンターはより無機質さを強調する為にグレー色であえてテーパー仕上げをせずに素材感を際立たせた仕上げになっています。
【テーパー仕上げをしているメラミン素材の洗面台カウンター】
※画像をクリックし拡大してご覧ください
こちらは、メラミン素材のテーパー仕上げでやはりシャープになりよりエッジの効いた天板ラインになります。
斜め横から見るとより斜めにカットされるていることがよくわかります。建房では、このような細かい箇所(ディテール)の部分も考慮して住宅の部材や設備、仕上げそれぞれのご提案をさせて頂いております。
続いては、ダイニングテーブルです。
【テーパー仕上げをしていないダイニングテーブルです。】
ダイニングテーブルにもテーパー仕上げを施すと・・・
【テーパー仕上げをしているダイニングテーブルです。】
※画像をクリックし拡大してご覧ください
上記画像のようによりシャープになります。
続いては転落防止の横格子です。
【テーパー仕上げをしていない転落防止の横格子】
こちらは2Fの窓でよく見かける転落防止の横格子が施されています。
こちらの格子にテーパー仕上げを施すと・・・
【テーパー仕上げをしている転落防止の横格子】
斜めにカットしてテーパー仕上げにしています。
少し引いて見ると、格子の断面がシャープになっている分よりスッキリとした印象になります。
いかがでしたでしょうか?正直ここまでいくとマニアックを少し超えてる感じは否めませんが、この様な細部へのこだわりがいくつも積み重なり、お客様に感動を与える家作りへと繋がっているのです。
その高い評価を頂いているディテール部分を実際に見て頂けるのが「完成見学会」です。建房では通称『家見』(イエケン)といいます。もしご興味の有る方は是非是非ご自分の目で確かめてみてください。完成見学会の情報は下記に記載しています。
次回は、本来今回で掲載する予定だった、『建房が考える計画換気』をテーマにまたまた私の主観全開且つまた住宅業界常識に囚われない一味違った切り口でお伝え出来たらと思いますのでご期待頂けると嬉しいです!!!
建房のリアルな打ち合わせ風景が垣間見える『リアルな模様シリーズ!!』の方も参考にしてみてください。
・『工事中の打ち合わせ。(新築で『後悔度上位』の電気配線)』
・『カタログには載っていない、建築の意思決定を頂いた瞬間!!』
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