評価が高い住宅の換気【熱交換型ダクトレス換気システム】とは?

こんにちは、倉敷・岡山で建築家とおしゃれで、カッコイイ注文住宅(デザイナーズ住宅)を建てている建房の島田です。
本日は換気のお話をしたいと思います。
こちらはドアや窓を開ける換気とは別のお話です。
換気について、聞かれたら何となく大事だと思われるかと思います。
しかし、換気についてどういったものを使うのかといったことは意外と関心を抱いていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
《換気の重要性》
家の中の換気がしっかりとできていないと、ある場所では嫌な臭いが閉じこもったり、室内干しをするとなかなか乾かずじめじめしたりと、淀んだ空気が原因で快適な生活が送れないことに繋がります。
性能だけとっても耐震性能、断熱性能、気密性能など拘るべき要素は様々なものがありますが、何十年と住まわれる家において、換気は非常に大事な要因となります。
《換気システムは3種類ある!》
現在住宅では、24時間換気の設置が義務化されています。
こちらは家全体の空気を2時間に1回は入れ替えるというものですが、
そもそも換気システムの種類として3種類あるのはご存知でしょうか?
第一種換気は給気と排気共に機械、
第二種換気は給気が機械、排気が自然吸気、
第三種換気は給気が自然吸気、排気が機械
自然に吸排気するか、機械による換気を用いるかで上記の3種類に分かれます。
更にそれとは別に、ダクトを用いるのか用いないのかでダクト式かダクトレスかといった分類があります。
《建房が採用している換気システムは?》
弊社では第一種換気、熱交換型のダクトレス換気を採用しています。
本来なら給気の場合、外部の空気が室内に入る際に外の気温のまま室内に入ってきます。
例えば冬場外気が0℃、室温が20℃の場合、
0℃の外の寒い空気がそのまま室内に入り込んでくることになります。
しかし、建房が採用している換気システムは、最大熱交換効率は約90%で、こちらは給気の際に0℃の外気が18℃の空気として室内に入ってくるということです。
排気も同様で、70秒ごとに給気と排気を繰り返すものになります。
熱交換型というのは、空気が換気本体の中の、蓄熱効果のある熱交換素子というものを通る時に、熱だけを吸収するというものです。
蜂の巣状のハニカム構造になっているところが空気が通る熱交換素子で、表面積を増やしより多くの空気に触れるためにこのような形状となっています。
実際に取り付けたものを室内から見るとこのようなカバーが付いており
カバーを外すと先程の本体が壁に入り込んでいます。
壁にはリモコンが付き、風量の調節やお手入れの時期を知らせてくれたりとボタンが9つあります。
《実感できるくらい違うの?》
これはあくまで私の主観になりますが、夏場暑い外から完成直前のエアコンが付く前の家に入ると暑くなく、涼しいと思えることもあります。
エアコンが不要というわけではありませんが夏には設定温度を高くすることで、電気料金を抑えることも可能だと思います!また、建房の住宅は気密性が高く1台のエアコンで広いスペースの温度調節が可能です。
気になる方は、建房の完成見学会で是非体験してみてください!他社との違いに驚くと思います!
完成見学会はこちら⬇︎
3週連続完成見学会開催決定! 3週目は9月12日(土)・9月13日(日) 倉敷市片島町にて完成見学会&性能体感会開催します!
《ダクトレスのメリット》
また、ダクトレス換気というのはその名の通りダクトがありません。
後々のメンテナンスを考えた時に従来のダクト式は、ダクト内に埃が溜まったり結露や湿気によるカビの発生ということが考えられます。
壁や天井の中にダクトを這わせているのでそもそも目視での確認ができず、将来的にダクトの清掃など頭に入れておく必要があります。
それに比べ、ダクトレスはダクトがないためそういった懸念は必要ありません。
メンテナンスは基本的に、本体にあるフィルターを3か月に一度お手入れするだけと非常に手間のかからないものかと思います。
《ダクトレスのデメリット》
第一種換気、熱交換型のダクトレス換気は今お話しした通りメリットが多いですが、デメリットとしては、イニシャルコストが第三種換気に比べ高くなってしまうという点でしょうか。
また、換気はしっかりと気密性能が担保出来て初めて十分に機能します。
これを取り付けているから必ずしも良いというわけではないので、建房では気密性能も気密測定をすることで確実に担保させていただいています。
家づくりを検討される際に、一度換気についてもしっかりと考えられてみてはいかがでしょうか?