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バスケットコートがある家!土地~完成をリアルに紹介vol.6(仕様決め)

 

こんにちは。

倉敷・岡山で、建築家とおしゃれでカッコイイ注文住宅(デザイナー住宅)を建てている建房の大森です。

 

今回も、前回に引き続き、凄く細長い敷地にバスケットコートのある家を建てられたK様が、土地探しから夢を叶えるまでをできるだけリアルにご紹介させていただきます。

前回までのブログで、ここまでをご紹介してまいりました。

今回は、建築家によるプレゼンが終わった後の「仕様決め(色決め)」の工程をご紹介させていただきます。

【バスケットコートのある家】前回までの内容をおさらい

 

「家にバスケットコートを造ることが夢です」とおっしゃるK様。

 

東西に長い土地をご紹介し、平面図・立面図・建築模型を使ってプランをご提案させていただいた……というのが前回までの流れです。

 

プランプレゼンのときには、K様と記念撮影を撮らせていただきました。vol.6にして、バスケットコートのある家、施主のK様初登場です!

(快くご掲載許可をいただきましたK様!ありがとございます^^)

住まいの仕様決め(色決め)とは?

 

「仕様決め」とは、外観・開口部・内観・設備に、どの商品を使うか?色はどうするか?などを決める工程です。

 

仕様決めの工程には、時間がかかります。というのも、選択肢が多すぎるからです。

 

とはいえ、仕様決めは注文住宅を建てるうえでの醍醐味ともいえる工程。建売住宅でも建具の色を選んだり間取りタイプを選択したりすることはできますが、すべて一からお好みのものをチョイスできるのは注文住宅だけです。

ぜひ、悩む過程も楽しむお気持ちを持って臨んでいただきたいと思っております。

 

それでは、K様が「バスケットコートのある家」の仕様をどのように決めていかれたのかご紹介していきます!

 

1.外観

外観とは、外壁や屋根の部分です。よく見える外壁は、その家の個性が最も出る部分でしょう。一般的には、デザイン性や性能、価格の観点から「サイディング」とよばれるパネルを選ばれる方が多いのですが、K様邸は少々異なります。

 

サイディング自体は防火の観点からも張りはしていますが、その上に「吹き付け」「塗り壁」の塗装をしたのです。

 

吹付と塗り壁の大きな違いは、施工方法もあるのですが、一番は塗り壁の「目地」が見えなくなるかどうか。「目地」とは、簡単にいえば境目。サイディングとサイディングの間に生じる部分です。

 

 

実はこの目地の部分を塗り壁で隠すとなると、割と高額な費用がかかります。そのためK様は、よく見えて、なおかつスペースが狭い東西の部分のみ塗り壁にされました。K様邸は東西に長い土地に、東西に長い家屋を建てられましたが、バスケットコートに接する部分と玄関のほうにだけ塗り壁塗装をしたということです。

 

ここで完成したところをお見せしたいところなのですが……連載の最後にお見せしようと思いますのでどうぞお楽しみに^^

 

2.開口部

開口部の仕様決めで決めるべき主なものは、窓。窓を決めるにあたり難しいのが、形やデザインだけで選べないことです。「結露のしにくさ」や「気密性」などの性能も考えたうえで検討しなければなりません。窓次第で、冷暖房の効きやすさや熱さ・寒さ、防音など生活に直結することにも影響します。

 

実はK様邸、南側に窓が一つもありません。本来なら南側に大きく開口部をとることで日差しを入れたいところではありますが、南側が隣地と近いために窓を設けなかったのです。平屋ですととくに、周りからの視線が気になるものでもありますね。

しかし、それでは室内が暗くなってしまいますよね。そこで、南側に中庭を設けることで、そこから光が入り込む設計にしているのです。

 

窓は、大きく分けて2つから選択できます。

①YKK AP(写真右)
オール樹脂。中も外もすべて樹脂サッシで、熱伝導率が低く断熱性能が高い。
②リクシル サーモスX(写真左)
中が樹脂で外はアルミ。性能値でいえばオール樹脂サッシに軍配が上がるが、アルミの強度により、細くも薄くもできるためデザイン性では勝る。

K様が選んだのは、リクシルのサーモスX。デザインが柔軟なほうですね。オール樹脂サッシと比較して断熱性能が若干劣るとはいえ、岡山・倉敷エリアで室内で体感できる温度差が生じるかどうかは体感ではわからない程です※個人差はあります。つまり、必ずしも性能の優劣を重視しなくてもいいかもしれない、という話です。

 

3.内観

床は、オール無垢材をチョイスされました。西端な木目、縦ラインが際立った「リングア」という素材です。

 

無垢材は「傷つきやすい」といわれていますが、無垢の中でも「針葉樹」か「広葉樹」かによって硬さが異なるため、傷つきやすさも変わってきます。

 

針葉樹は柔らかくて傷つきやすく、広葉樹は硬くて傷つきにくい傾向があります。建房では基本的に、広葉樹しか使いません。とはいえ、やはり無垢材ですから傷はつきます。しかし、無垢材の場合、傷が“味”になります。

 

人工の床材ですと、傷はただの傷。無垢材を使っていただくと、年々、味わいが増していくこともお楽しみいただけるのではないでしょうか。

 

4.設備

設備の中で、最も家自体のデザインに与える影響が大きいのは、キッチンです。浴室や洗面台、トイレももちろん大事な設備ではありますが、唯一表に出てくるキッチンを悩まれる方は非常に多くいらっしゃいます。

 

キッチンのメーカーは数あれど、K様が選ばれたのはキッチンハウスというメーカーのものです。キッチンハウスの特徴は、「普通」ではないこと。普通じゃないというと語弊があるかもしれませんが、一般的なキッチンと同じ性能は持っていますのでご安心ください。(笑)

 

 

特筆すべきは、そのデザイン。どのメーカーもオリジナルのデザインであり、そのすべてが素晴らしいものなのですが、キッチンハウスは「パッと見」のデザインが一線を画すものなのです。

 

 

というのも、キッチンハウスのキッチンは基本的にはオーダーメイド。扉と天板が同じデザイン(塊感が有る)・スクエア型のシンク・特徴的なフォルムの水栓・フラットな天板……など、あまり国内では目にしないようなデザインなんですね。ただやはり、ややお値段は張ります。

 

しかしその中で、多くのお宅で選ばれるサイズ・デザインを企画化した商品があるのです。K様は、お値段も比較的お手頃なその企画商品[GRAFTEKT]をチョイスされています。

 

そして共働きのK様ご夫婦は、ミーレ製の食洗器を入れられています。ミーレは、ドイツのメーカーですね。大容量かつ予洗いしないでそのまま入れるだけで汚れが落ちますので、おすすめですよ。

 

「仕様決め」は存分に悩んでください

仕様決めで、悩まれない方はいません。見た目だけでなく、性能やその他の部分との兼ね合いも重視しなければならないからです。

 

ハウスメーカー・工務店の中には、「責任がとれない」からといってあまり自ら素材や色などの提案をしません。しかし建房は、それはプロではないと思っています。押し付けるようなことは決してしませんが、その人に、その家にあうと思ったものは必ずご提案します。もちろん、根拠とともにです。

 

今回、K様にもこちらが合うと思ったものをご提案していったわけですが、「よくわかりますね……!私たちの趣味が!」とおっしゃっていただけました。「いや、違う」と思えば、存分に悩んでいただいてもちろん問題ありません。ただ、判断を手助けさせていただくことこそが、我々プロの役割なのではないかと思う次第です。

 

【ブログ筆者】

大森 大地(おおもり だいち)

株式会社 建房 代表取締役 Total Home Planner

1978年東京都生まれ、津山市育ち、倉敷市在住。2012年株式会社 建房を設立。

 

  • 三児(全員男子)の父
  • さそり座
  • A型
  • 好きなコト・モノ:フットサル、嫁とミスチルのコンサートに行くこと
  • モットー:現在(いま)を大切に。自分にしか歩けない道を歩く

私が過去に書いた『岡山県南 A様:意思決定からプランプレゼンまでを大公開!』も下記のタイトルから飛べますので是非ご覧ください!

建房の家づくりの真髄が垣間見える『何故、建房の家はカッコイイのか!?感動するのか!?ディテール特集!!』もぜひ参考にしてみてください!「vol.1」からお読みいただくとよりご理解いただけると思います(^^)/

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