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家の「寿命」を考えて注文住宅を選んでいますか?予算は「家にかかる生涯費用」で考えることが大切!

 

こんにちは。

倉敷・岡山で建築家とおしゃれなデザイナーズ注文住宅を建てている建房の小林(史)です。

最近よく思うのは、家を建てるときに家の「寿命」まで気にしている方が少ないということです。

注文住宅を建てる方が気にされるのは、まずご予算ですね。「予算内で夢のマイホームを手に入れる」ここに重点を置かれる方が非常に多いです。

もちろんご予算も重要なことなのですが、この家に何年住むことができて、何年後にどれくらいの改修費用や建て替え費用がかかるか……まで考えて家を建てていただきたいと思っています。これは、家を建てるときの予算のみならず、生涯、家にどれだけお金がかかるかにもかかわってくる重要なことです。

 

「木」によって家の寿命は大きく異なる

昨今では、「60年保証」や「100年保証」を付けるハウスメーカーも出てきました。しかしこれは、その家が60年、100年もつことを保証したものではありません。

 

木造家屋はとくに、どんな木材を使うかによって大きく家の寿命が変わってきます。

 

宮大工さんにお話しを伺ったことがあるのですが、その方は「柱に使っている木の寿命が家の寿命と同義だ」とおっしゃっていました。

 

1,000万円前後で建てられるローコスト住宅で使用されるのは、海外から安く仕入れた木材です。たとえば白夜がある北欧では、7年ほどで家の建築材として使える太さの木に成長するそうです。それに対して、日本の杉や檜は早くても15年~ほど。日本の木材のおよそ半分の期間で出荷できるため、外国の木材は安いものが多いわけです。

 

木造で建てられた日本の寺社の中には、100年、200年ともっているものもありますが、それはそれだけ上質な木材が使われているから。時間をかけて成長した木は、それだけ強度も増します。

 

わずか数年で成長した海外の安い木材を使えば建築費は抑えられますが、それだけ家の寿命は短くなってしまうのです。

 

工法や木以外の建材によっても家の寿命は変わる

木材だけではありません。

 

ローコスト住宅や建売住宅は、やはりコストを抑えるため、他の注文住宅メーカーと比較して断熱材やサッシの質を落とさざるを得ません。

 

日本の木造住宅の耐用年数は「22年」ですが、この背景には、高度経済成長期にリーズナブルな価格で建てられる家屋が普及したことが挙げられます。

 

50年、100年、それ以上、建っている古民家や寺社があることからもわかるように、すべての家の寿命が20年、30年なのではなく、日本の良質な木材で、その他の建材や工法にもこだわって建てた家屋はこの限りではありません。

 

将来の家のリフォーム・建て替えにかかる予算も考えることが大切

ご予算を考えるとき、今と住宅ローンを支払う20年、30年のことしか考えない方が多くいらっしゃいますが、人生100年時代といわれる現代においてそれは見通しが甘いと私は考えます。

 

予算を抑えてしまうと、住宅ローンがやっと終わった時期に建て替えが必要になる可能性も否めません。60歳やそれ以上になってから、また数千万円の予算を捻出できる方ばかりではないでしょう。

 

  • 必要なときにメンテナンスや部分的なリフォームをすれば生涯住めるのか?
  • それとも20~30年で建て替えを余儀なくされてしまうのか?

 

お住まいを建てる上では、この視点を持つことが非常に重要です。

 

基本的に、初期費用額と家の寿命は相関すると考えていいと思います。「今」だけでなく「生涯」でいくら家にお金をかけられるのかをしっかり考えて、お住まいのご予算を検討してみてください。

 

建房では、随時家づくり勉強会を開催させていただいております。この中では、資金計画のお話もさせていただいています。ご参加は無料ですので、ぜひ一度お越しください。

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