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発達障がいのお子さんとご家族が暮らしやすい家のご提案「だれひとり取り残さない家」vol.1プロジェクト誕生の経緯

 

こんにちは。
倉敷・岡山で建築家とおしゃれでカッコイイ注文住宅(デザイナー住宅)を建てている建房の大森です。

 

今回からは、弊社が新しく取り組んでいるプロジェクト「だれひとり取り残さない家」について連載でお伝えさせていただきます。

 

このプロジェクトは、発達障がいや身体障がい、聴覚や視覚にハンディを持ち、生きづらさを抱えているお子さんやそのご兄弟、ご両親が生活しやすい家をご提案させていただくというものです。

 

発達障がいのお子さんとご家族が安全に落ち着いて過ごせるお住まいを

以前、弊社でお住まいを建てていただいたお客様の中に、発達障がいのお子さんをお持ちの方がいらっしゃいました。しかし当時は弊社にもノウハウがなく……一般的なお住まいのご提案しかできなかったんです。

 

このときから「もっとご家族に寄り添ったご提案ができるはずだ」という違和感をどこかでずっと抱えていました。

 

実は、僕の子どもにも発達障がいがありまして。「暮らしやすさ」については常々考えていたのです。

 

そんな中、ご縁のあったありがとうファームさんからご提案いただいたのが「だれひとり取り残さない家」です。

 

お話をいただいたとき“ずっと感じていた違和感を解消できるかもしれない”と非常にワクワクし、とても腑に落ち「ぜひ、うちでやらせてください」と即決させていただきました。

 

「だれひとり」というのは、障がいのあるお子さんだけのことではありません。

 

当事者の親の立場からお話させていただくと、障がいのある子だけでなく、その兄弟、そして私たち親の気持ちも汲み取り、なおかつストレスも軽減し、家族がみんなが落ち着いて過ごせるお住まいにすることが「だれひとり取り残さない」ことにつながると考えています。

 

発達障がいのお子さんがいるご家族にとっての「住みやすい家」とは?

ありがとうファームさんは、障がい者支援のプロ。そして僕たち建房は、住まいを建てるプロです。

 

発達障がいのお子さんがいらっしゃるご家庭向けの家づくりをしている住宅会社は、僕が見まわした限りどこにもありませんでした。ですからお話をいただいた当初「これだ!」とは思ったものの、具体的にどうすればいいのかが全然わからなかったわけです。

 

僕たちはまず、どうすれば住みやすくなるのか?家のどの部分を工夫すればいいのか?を知る必要があると。そこで、ガイドブックを作ろうという話になりました。

 

 

それがこちらです。発達障がいのお子さんがいらっしゃるご家庭向けの、家づくりのアイデアブックとなっています。無料で進呈させていただいておりますので、ぜひこちらから資料請求されてみてくださいね!

 

ガイドブックを作るまでには4ヶ月ほどの時間をかけ、まずは当事者様やその親御さん、そして支援員の方々50人の声を聴きました。ここで、今、どんなことに悩んでいらっしゃるのか?今の家のどこに不都合さを感じるのか?どういうものがあればいいのか?をお聞きし、それを踏まえて住まいのプロである我々が10のアイデアをご提案しています。

 

たとえば、玄関。お子さんがカギを開けて飛び出してしまわないよう、玄関ドアのサムターン(内側のカギのつまみの部分)を着脱できるようにするなどですね。

 

ただここで1つ気を付けなければならないことがありまして。カギを開けられないことで、親が知らないところで外に飛び出してしまうリスクはかなりの程度、抑えられるとしても、見方によってはこれは“監禁”のような要素も含んでしまう恐れがあります。

 

もちろんそのような意図はないのですが、お子さんによってはそう感じてしまうこともあるかもしれない……ですから、このような“ハード面”の工夫を施すには「プロ」による監修も不可欠だと考えました。

 

そこで、このガイドブックおよび「だれひとり取り残さない家」は、障がい児教育や臨床心理学をご専門にされている山陽学園大学の上地玲子准教授に監修していただいています。

 

上地先生がおっしゃるには『物理的に危険性を抑制することも大切だけど、障がいをもつお子さんにもわかるような“ルール”を決めてあげることが大事』とのこと。先ほどの玄関の例でいえば「〇時~〇時に家から出れるんだよ」「家を出るときはお父さんやお母さんと一緒だよ」と伝えるなど“ソフト面”も合わせて配慮する必要があるのです。

 

ここ岡山から「だれひとり取り残さない家」を広めたい

 

このプロジェクトを発表させていただいてから、全国の方々から非常に大きなご反響をいただいています。それだけ興味のある方が多くいらっしゃって、それと同時にお困りの方も多いのだと感じております。

 

前例のないことをやるのには、苦労も伴います。正直に申し上げますと、ビジネスにつながらない部分もございます。しかし僕たちは、この「だれひとり取り残さない家」をより多くの方に知っていただきたいと思っています。ガイドブックをご覧いただければ、全国でお困りのご家族が家を建てられるときに参考にもしていただけるはずです。

 

このブログでも、引き続き僕たちの想いやこのプロジェクトの全貌をお伝えさせていただけたらと思っています!引き続きチェックしていただけましたら幸いです(^^)/

 

【ブログ筆者】

大森 大地(おおもり だいち)

株式会社 建房 代表取締役 Total Home Planner

1978年東京都生まれ、津山市育ち、倉敷市在住。2012年株式会社 建房を設立。

 

  • 三児(全員男子)の父
  • さそり座
  • A型
  • 好きなコト・モノ:フットサル、嫁とミスチルのコンサートに行くこと
  • モットー:現在(いま)を大切に。自分にしか歩けない道を歩く

僕が過去に書いた『岡山県南 A様:意思決定からプランプレゼンまでを大公開!』も下記のタイトルから飛べますのでぜひご覧ください!

建房の家づくりの真髄が垣間見える『何故、建房の家はカッコイイのか!?感動するのか!?ディテール特集!!』もぜひ参考にしてみてください!「vol.1」からお読みいただくとよりご理解いただけると思います(^^)/

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