キッチンの「設備」の選び方 | 岡山で注文住宅のかっこいいデザイン・設計施工なら建房
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キッチンの「設備」の選び方

 

こんにちは。

倉敷・岡山で建築家とおしゃれなデザイナーズ注文住宅を建てている建房の小林(史)です。

 

下記の記事でキッチンの選び方について解説していますが、キッチンの「型」だけでなく、どんな「設備」を導入するかも多くの方が悩まれるポイントです。

https://kenbo.co.jp/information/blog/19514/

 

  • ガスがいいのかIHがいいのか?
  • グリルは必要か?
  • 食洗機や浄水器はどう選ぶべきか?

 

このようなことを今回は考察していきたいと思います。

 

加熱機器はガスがいい?それともIH?

 

近年では、オール電化のお住まいを増えてきて、ガスコンロではなくIHを選択する方も多くいらっしゃいます。

 

どちらにもメリット・デメリットがありますが、正直なところ、光熱費を考えればガスの基本料金がかからないという点で、オール電化のほうがお得です。つまり、IHのほうが光熱費は抑えられます。IHのほうがガスや火を使わないという点で安全性は高いというのは、皆さんもご存知のところだと思います。

 

また、ガスコンロとIHで悩まれている多くの方から「料理の味は違うの?」というご質問をいただきますが、味は変わります。

 

IHは電熱で加熱するため、食材の中の水分に先に熱が伝わってしまい、炒めたとしても、どちらかというと食材が茹で上がる状態に近くなります。ガスは、表面が焼けて中に水分が閉じ込められますので、味や食感には差が出ます。炒め物などの多い中華料理を好む方にはガスがおススメかもしれません。

 

一方で、汚れにくさや掃除のしやすさはIHのほうが圧倒的に上です。ガスは、火の熱でどうしても上昇気流が発生するため、蒸気と一緒に油が換気扇に吸い込まれます。そのため、ガスコンロは換気扇がべとつきやすいのです。ただし、IHは上昇気流が起きにくい分コンロ周りがガスよりべとつく確率は高くなります。ですが、五徳(ごとく)がない分、拭き掃除もしやすいです。

 

IH・ガスともにグリルの機能は高まっている

魚焼きグリル。皆さんは、使っていますか?

 

  • 掃除するのが面倒
  • 調整が面倒
  • 水を入れるのが面倒

 

このような理由で敬遠されている方も少なくないと思いますが、近年、グリルの性能は非常に高まっています。

 

最近のグリルで焼けるのは、魚だけではありません。お肉を焼いたり、蒸したり、パンを焼いたり、ノンフライヤーとして使えたり。使いこなせば、レンジやオーブンなどに匹敵するほど万能な調理器具となるでしょう。

 

無水のタイプやパネルや網が外せるタイプなど、種類も豊富。これまでグリルなんて使ったことがなかった私も新居に高性能なグリルを入れましたが、今では毎日のように使っています。

 

食器洗い乾燥機はどう選ぶ?

 

「食器洗い乾燥機」に憧れている方も少なくないのではないでしょうか?

 

最近は、海外製の食洗機の人気が高まっていますが、日本製と海外製の食洗機では食器の入れ方が異なるので注意が必要です。

 

日本製は、主にスライドオープン型。上から食器を出し入れします。海外製のものを比較すると、容量も小さめです。また、日本製のものには洗浄機能だけでなく、乾燥機能や除菌機能が付いているのが一般的です。

 

一方、海外製は主にフロントオープン型で、扉がガバッと全て開くため、食器が入れやすく容量も大きいです。ただし、海外製の食洗機には乾燥機能がついていないものが多く、食器を乾かすためにコーティング剤を使用するのが一般的です。そのため「乾燥させたい」「除菌したい」という潔癖症気味の方には、海外製の食洗機は不向きだと考えられます。

 

食洗機は、見た目よりも機能や使い勝手が自分に合っているかどうかで選ぶようにしましょう。

 

浄水器の選び方

日本の水道水は、諸外国と異なりそのまま飲めます。安全性が高いことから、浄水力についてはそこまで気にする必要はないでしょう。

 

その上で、浄水器を付けた場合1つ気をつけていただきたいのが、カートリッジをしっかり交換するかどうか。カートリッジを半年、1年とそのままにしていると、逆に雑菌が繁殖してしまい、浄水器をつけないほうが安全という矛盾が生じます。

 

また、浄水器のお水でお茶を作ったり、ペットボトルで保存したりする人もお話を聞いていると案外いらっしゃるのですが、基本的に浄水器を通した水は腐りやすくなります。冷蔵庫などでお茶を保管する場合「浄水器を通せば安全」というわけではないので、その点を留意したうえで取り入れるか検討しましょう。

 

自分たちが使いやすい設備を取り入れる

キッチンの設備まで選べるのは、注文住宅の醍醐味の1つ。

しかし、見た目のかっこよさや流行りで選ぶのではなく、自分たちが使いやすいか、自分たちに合っているかという視点で設備を選ぶことが大切です。

 

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