壁紙やインテリア、水廻り設備の色選びがプロのように上手くなるポイント② | 岡山で注文住宅のかっこいいデザイン・設計施工なら建房
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壁紙やインテリア、水廻り設備の色選びがプロのように上手くなるポイント②

こんにちは、倉敷・岡山で建築家とおしゃれなデザイナーズ注文住宅を建てている建房の小林(史)です。

前回に続いて、お打合せで皆さん悩まれることが多い、壁紙やインテリア、水廻り設備の色選びがプロのように上手くなるポイントについてお話しようと思います!(^^)!

前回の記事(ポイントの①②③)はこちら↓
https://kenbo.co.jp/blog/5135/

今回は5つのポイントの中の④⑤について、お話して行こうと思います。

【④ 好きな色と好きな空間は違う】

好きな色の小物を買ってきたのに、何だか部屋にしっくり来ない。
好きな色で揃えているハズなのに、何だかオシャレな部屋にならない。

何だか、居心地が良く無いんだよな……と、家具や小物をあっちへやったり、こっちへやったり。

そんな経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか?

これは、自分の生い立ちが与えるギャップです。

自身の生まれ育ってきた人生の中で、好きな色も、好きな空間も過去の良い思い出や、安心して過ごせた場所とリンクしています。

好きな色は往々にして、
「よく似合うね!」と褒められた服の色、とか兄弟姉妹の中で「〇〇ちゃんは〇〇色ね」とかお気に入りのおもちゃの色だったりとか、お気に入りのアニメのヒーローの色だったりとか自分にピッタリだ!

と感じたものから認識していることが多いと思います。
私も、セルリアンブルーという色が好きですが、

小学校の頃、母親が買ってくれた絵の具でアルミのチューブの絵の具があったのですが、
小学校で販売している白いプラスチックのチューブと違うカッコ良さと、
その中にセルリアンブルーという色が入っていて、友達に綺麗な色だね!カッコイイ絵の具だ!と羨ましがられたという単純なきっかけで好きになってから未だに好きな色になっています。

しかしながら、インテリアに多用して落ち着くかと言うと、これが微妙です。

なぜなら、色には潜在的な社会的イメージがあるからです。
人間は成長していく中で、この色は〇〇の色というイメージが付いて行きます。

ブルーなら、空とか海とか、水。
グリーンなら、森や木々。
レッドなら、炎や血や救急や消防のイメージもあるかもしれません。
イエローだと、子供さんの使う所やものに多用されているので、子供のイメージが強かったり。
ピンクは、女の子や可愛い物のイメージの方も居れば、桜の方も居るかもしれません。

そのイメージが無意識に感覚に影響します。

私で例えて言うなら、
セルリアンブルーが好きだから、カーテンをその色にする……と夏は涼しげで良いかもしれませんが、
寒い季節は目に入ると海とか水を連想するので、寒く感じて居心地が悪い。

というように。

人間は色に対するイメージを“個人的な感覚”“社会のイメージ”の2つで捉えている。
そのイメージのギャップが「何だかしっくり来ない」という感覚を起こしています。

 

そして、さらに、もう一つしっくり来なくなる要素。
色が人間に与える心理的影響というものが関わって来ます。

【⑤ 色が人間に与える心理的影響】

成長する中で身に付いて行く社会的イメージと連動しているのが、色が人間に与える、温度や感情の感覚になります。

先ほど、ブルーを目にすると、水をイメージして寒く感じるというお話をしましたが、
実は色で寒く感じるだけでなく、実際に視覚にブルーが入っていると体温が下がるという研究データもあります。
逆に赤を目にすると体温が上がるということも。

これは、実際には心理的な感覚だけではありません。

赤外線、とか、紫外線というのをお聞きになったことがあるかと思いますが、

人間の目に認識されているのは、『可視光線』という、太陽から発せられている光(電磁波)のスペクトルの中の一部です。
雨上がりに空にかかる虹で見えているものです。
物体を構成している粒子が、この虹色の中の、どの色の波長をを反射しているか、どの色の波長を吸収しているかで見える色が違います。

例えば赤という色は、短い波長の光を吸収し、長い波長の光を反射するものが赤く見えます。

ちなみに、赤外線と紫外線と呼ばれているものは『可視光線』“外”なのですが、
赤外線はヒーターに使われていたり、紫外線は日焼けの原因で浴びすぎると体に悪いと言われていたりと、光=電磁波は体に直接影響を与えます。

では、具体的にどんな影響を色が人間に与えるかということですが、使用する場所によって色々あるのですが、一部紹介します。

例えば、トイレ。

お通じに影響すると言われています。
青い壁紙は体が冷えて感じられて便秘になりやすい。黄色の壁紙はお腹が暖かく感じられて快調になる。赤くらいまで強い色になるとお腹を下す。

例えば、子供部屋。

青い壁紙の部屋の子は冷静な子になりやすい。
赤い壁紙の部屋の子は感情的になりやすい。
黄色い壁紙の部屋の子は活発になりやすい。
緑の壁紙の部屋の子は穏やかな子になりやすい。
などなど……

必ずしもそうなる。というわけではありませんが、影響がゼロというわけでは無いかと思います。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

今回は上級編なので、ちょっと知識が必要だと思います。建房のコーディネートは他社とは違ったプロの視点でアドバイスが可能となります。

色彩士の資格も持つインテリアコーディネーター(私)も在職してますのでご興味持って頂けましたらぜひ、見学会や勉強会、足を運んでみて下さい!

 

PS 営業活動は一切いたしませんのでご安心してご質問や見学会にご参加ください^^

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