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「室内を負圧にする」ってどういう意味?第3種換気の仕組みを解説
現在の住宅には24時間換気を設置することが義務づけられています。
この換気システムには3種類あります。
そのため、「うちの住宅会社は第1種換気です」とか「第3種換気で室内を負圧にして換気しています」などという説明を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、換気の種類や仕組みについてはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、換気の種類と、その中でも第3種換気の仕組みについてご紹介します。
換気システムには、第1種換気、第2種換気、第3種換気の3種類があります。
第1種換気は、給気も排気も機械で管理するシステムになっています。
そして第2種換気は、給気のみ機械で行い、排気は自然換気。
第3種換気は反対に、給気は自然、排気を機械で行っています。
第3種換気の説明の際には「負圧」という言葉がよく使われます。
負圧とはどういうことでしょうか。
例えば、身近にあるペットボトルを使って「負圧」を再現することができます。
子供の頃などに、中身がなくなったペットボトルの空気を吸い込んで遊んだことがある方もいるのではないでしょうか。
そうすると、ペットボトルの中の空気が減り、舌が引っ張られるような感覚になりますよね。
このときペットボトルの中は「負圧」の状態になっています。
空気が強制的に排出された空間は負圧となり、「内側に向けて引っ張る力」が生じます。
この状態でペットボトルの底に穴を開けて同じようにペットボトルの空気を吸うと、底の穴から空気が入ってきますよね。
このように負圧の力を使って空気を吸い込み、給気するというのが第3種換気の仕組みです。
次に、第3種換気のメリットをご紹介します。
まず、給気は自然給気なので、どちらも機械で行う第1種換気に比べ電気代が安いこと。
そして、換気の機械が排気の1か所なので、メンテナンスがしやすいということです。
吸気口は自然換気なので、フィルターを洗えば繰り返し使用することができます。
また、吸気口にフィルターを設置することで、部屋に取り込む空気の清潔さを保つことができます。
換気は、室内の空気を清潔に保つために大切なことです。
しかし、その仕組についてはよくわからないということもあるかもしれません。
もしも換気システムについてもっと詳しく知りたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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