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株立ちって何?庭木にするメリットとおすすめの樹種とは
株立ちという言葉を聞いたことがありますか?
家づくりの中で、庭の植栽計画を立てていると株立ちという言葉を耳にすることがあるかもしれません。
株立ちは、庭に木を植える方法としてはおすすめです。
この記事では、株立ちとは何か、また株立ちのメリットやおすすめの樹種についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
通常、木は1本の太い幹からたくさんの枝が伸びているというイメージだと思います。
それに対し、株立ちは、根本から数本の幹が立ち上がっているような樹形です。
植栽の株立ちにはいくつかの方法があります。
ひとつは本株立ちといい、1本の太い木を切り株にし、そこから新芽を発芽させて育てていく方法。
そしてもうひとつは、寄せ株立ちといい、苗の状態の細い幹を寄せて植え、1本1本が太く育たないようにする方法です。
発芽させて育てるという手間や見た目の美しさから、本株立ちの木のほうが高価です。
株立ちは1本の太い幹ではなく、細い幹が数本立っている樹形なので、小さな庭にも木を植えやすいというメリットがあります。
また、株立ちにすると木の成長が緩やかになります。
そのため木の管理をしやすいのもメリットです。
また、成長が緩やかで木の高さを抑えられるため、樹高の高い木でも庭に取り入れやすくなります。
例えば、1本立ちのイロハモミジは成長すると15mほどになるため都市部の庭に取り入れるのはなかなか難しいでしょう。
ですが、株立ちであれば3mほどの高さになるため、庭にも取り入れやすくなります。
このように、大きくなる木でも木の大きさを抑えることで、小さな庭にもバランスよく折り入れることができるのが株立ちの魅力です。
また、細い幹が涼しげな印象になります。
常緑樹なら1年中葉をつけているため、シンボルツリーとして取り入れる方も多くいます。
モミジはヤマモミジとイロハモミジの2種類が代表的ですが、イロハモミジの方が葉が小さいため、庭先に植えるのにはおすすめです。
和風の庭に合うイメージのモミジですが、洋風の庭にも合わせることができますよ。
秋には美しく紅葉するモミジを楽しめるでしょう。
ただし、虫がつきやすいため、定期的な消毒などのお手入れが必要となります。
シマトネリコは常緑樹で、1年中葉をつけています。
関東以南では常緑の株立ちとして最もよく使用される木のひとつ。
葉が小さいため庭先に植えやすく、洋風の庭によく合います。
生命力が強いため枯れにくく、育てやすい木と言えるでしょう。
シンボルツリーにもよく選ばれます。
ソヨゴも、シマトネリコと並んで株立ちによく使われる木です。
常緑樹で、白い可憐な花を咲かせ、赤い実をつけます。
シマトネリコよりも成長スピードが遅く、手入れがしやすいため人気です。
値段はシマトネリコよりも少し高いです。
シラカシは、通常20m以上もの高さに育つ大木です。
ですが、株立ちにすれば庭先で楽しむことができますよ。
樫の木の一種で、秋にはどんぐりの実をつけます。
お子さんがいるご家庭なら子どもたちが喜びそうですね。
丸く可愛らしいハート型の葉をつけるカツラ。
初夏に緑色の葉をつけ、秋には紅葉して目を楽しませてくれます。
カツラの木は病気になりにくく虫もつきにくいため、メンテナンスが楽で育てやすい木と言えるでしょう。
ただし、成長スピードが早いため定期的な選定が必要です。
株立ちは、大きな木を小さくダウンサイジングして庭に取り入れることができる手法です。
シンボルツリーにもおすすめですよ。
家づくりの段階から、お庭づくりまで計画すると家とのバランスの取れた庭づくりをすることが可能です。
庭まで含めた家づくりがしたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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