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「切土」「盛土」とは?土地選びの際の注意点
家を建てるための土地を探す際、どのような点を重視するでしょうか。
通勤・通学のしやすさ、近隣の施設や治安など、様々な点を考慮しながら土地を選ぶと思います。生活のしやすさはもちろん重要ですが、その土地の「地盤」にも着目してみてください。
少し専門的な話になりますが、土地の地盤のことは知識として知っておいたほうがいいかもしれません。
この記事では、土地の地盤に関連する「切土」「盛土」についてご紹介します。
日本は山が多い国で、国土の約3分の2が森林であると言われています。
山が多いということは斜面が多いということでもあり、傾斜のついた土地はそのままでは家を建てることができません。そこで、日本では昔から「切土」や「盛土」をして斜面を造成し、家を建てられるように整備してきました。
「切土」とは、傾斜の高い部分の土を削って平らにすることで、「盛土」は傾斜の低い部分を土で埋めて地面を平らにする造成方法です。
このうち、「切土」はもともとの地盤を切り出すため、切土を行うことは地盤の硬さには影響しないと言われています。
一方、「盛土」の場合は後から土を足して平らにするため、土地の締固めが不十分な場合、地盤の強さに影響が出てしまうことがあります。
土を足して平らにする「盛土」は、傾斜地以外でも見られます。谷になっている部分を埋めたり、水田や湿地を埋めて造成している場合もあります。
田んぼや川、湿地などを埋めた盛土は、水分を多く含むため、地盤が不安定になりやすいという性質があります。
盛土は一見してそうとはわからないことが多いです。
そのため、地盤の硬さが心配な場合は不動産会社や施工会社などから情報を得るようにしましょう。
「切土」や「盛土」などで造成してあり、地盤の状態に不安がある場合は家を建てる前に「地盤改良」を行う必要があるかもしれません。
地盤改良とは不安定な地盤を補強するための工事のことで、場合によっては数十万から数百万というコストがかかってしまいます。条件が良く、安い土地だと思っても地盤改良にお金がかかってしまっては、肝心な家にかける金額が少なくなってしまいます。
盛土は見ただけではわからないため、やはり専門業者と相談しながら慎重に土地探しを行うのがおすすめです。
「切土」や「盛土」という言葉は、普段あまり聞き慣れないかもしれません。しかし、家を建てるときには地盤もとても大切な要素です。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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