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意外とたくさんある!畳の種類と特徴
日本では古くから床材として使われてきた、畳。
しかし最近の家には和室を作られることが少なく、畳のない生活に慣れている人も多いかもしれません。
そのような人であっても、たまに旅館などで畳に触れた際には和の心を感じ落ち着くという方も多いのではないでしょうか。
最近では作られることの少ない和室ですが、やはり家を建てるなら和室を作りたいという方もいらっしゃいます。
畳にはいくつかの種類があり、イメージや用途に合わせて選ぶことができます。
そこで今回は、畳の種類についてご紹介します。
畳には、大きく分けて「縁あり畳」「縁なし畳」「龍髭畳表」の3種類があります。
それぞれの特徴をご紹介します。
最も一般的なのがこの「縁あり畳」で、旅館や一般家庭でも広く使われています。
畳の両側に「畳縁」と呼ばれる縁がついているタイプの畳です。
メリットは、縁がついていることによって畳が保護され、角や端が傷みにくく耐久性が高いことです。
また畳縁の色や模様はたくさんの種類があるため、部屋のインテリアや好みに合わせて好きなものを選ぶことができます。
メンテナンス時に縁を交換することもできるため、部屋の雰囲気を変えることもできますよ。
縁あり畳に対し、縁がついていないタイプが縁なし畳です。
縁がないだけで畳の印象が随分変わり、伝統的な和室だけでなく和モダンな空間にも合わせやすくなります。
ただし、縁がない分、角や端の強度が低く、耐久性は縁あり畳より劣ります。
リビングの畳コーナーなどによく用いられる正方形の「琉球畳」も、縁なし畳の一種です。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、龍髭畳表は日本建築に欠かせない床の間に使用される畳です。
通常床の間は人が歩くことが想定される場所ではないため、龍髭畳表は通常の畳とは違い、強度よりも見た目を重視した作りになっています。
床の間には花や壺を飾ったり、掛け軸を掛けたりして楽しみますよね。
そんな床の間に使う畳は、日に焼けて色ムラができてしまわないよう、天日干しを繰り返し手間をかけて作られています。
赤っぽい色の「赤龍鬢」やいぐさ色の「青龍鬢」などさまざまな種類があり、雰囲気に合わせて選ぶことができますよ。
「畳表」とは、その名の通り畳の表面を指します。
畳表にもいくつか種類があり、価格や特徴が違います。
国産の畳表には良質ない草が使われており、耐久性が高いのが特徴です。
使用状況によって多少異なりますが、変色や色ムラが起こることが少なく、長期間美しい見た目を保つことができます。
国産の畳表は品質が良い分、他の畳表に比べると割高になっています。
中国産の畳表は最も普及している畳表です。
国産の畳表に比べ、価格がリーズナブルで取り入れやすいのです。
ただし、国産に比べると弾力性や耐久性は劣ります。
通常畳表はい草で作られますが、い草を使わずに作るのが化学表です。
樹脂や和紙などを用い、い草に似せて作られます。
変色があまりなく色ムラが目立たない、防カビ効果がある、水に強く耐久性が高いといったメリットがあります。
畳には様々な種類があるため、用途や好みに合わせて好きなものを選ぶことができます。
自宅に和室を作り、落ち着ける畳の空間を作りたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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