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天窓(トップライト)で明るい家に!メリットとデメリットとは?
家を建てる際の土地探しのときに「日当たりのいい土地がいい」と思ったり、間取りを考えるときに「大きな窓がある明るい家がいい」と思われる方は多いのではないでしょうか。逆に、日当たりが悪かったり窓がない暗い部屋はあまり良く思われないでしょう。
人間は昔から、朝になって太陽が昇ると活動を始め、日が沈んで暗くなると眠るという生活スタイルでした。わたしたちの体は、朝日を浴びることで目を覚まし、体内時計がリセットされるようになっています。また、日当たりが悪く昼間でも薄暗いような家だと、電気代も余計にかかってしまいます。そのため、太陽光は現代のわたしたちにとっても必要不可欠なものです。
太陽光をより多く家の中に取り入れたいと思ったら、天窓(トップライト)を取り付けるのがおすすめです。
この記事では、太陽光をより多く家の中に取り入れることができる天窓(トップライト)のメリットとデメリットをご紹介します。
天窓とは、部屋の天井に取り付ける窓のことです。通常の部屋の横に取り付ける窓の場合、隣の建物などの影になって太陽光が当たらないということがあるかもしれません。
しかし、天井についている天窓なら、影になることが少なく、より多く太陽光を取り込むことができます。またどの角度からでも太陽光が差し込むため、太陽光が差し込む時間帯が長いのもメリットです。天井に窓を設けることによって空が見え、開放感も生まれるでしょう。
また、天窓があれば朝になると自然に太陽光が差し込むため、太陽光によって自然に目を覚ますことができます。朝日を浴びることは睡眠の質とも関係があります。朝日を浴びると、体内で日中の活動に必要なセロトニンというホルモンが分泌されます。そしてそれから14~15時間後に、質の良い睡眠に必要なメラトニンというホルモンが分泌されます。太陽光を浴びることが質の良い睡眠につながるのです。
また、太陽光を浴びることで分泌されるセロトニンには、精神を安定させる働きもあり、不足するとうつの原因にもなってしまいます。太陽光は体だけでなく心の健康にも大切だということがわかります。
たくさんのメリットがある天窓ですが、デメリットも存在します。
まず、天井に設置する天窓は手が届かないため、掃除がしにくいというデメリットがあります。屋根に穴を開けて窓を設置しているため、メンテナンスを怠ると雨漏りの原因にもなってしまうでしょう。
また、窓は明かりだけでなく外気温も通しやすいということも覚えておきましょう。断熱性能の低い窓ガラスを設置してしまうと、外気の影響を受けやすくなってしまいます。冬は冷気が入り込み寒くなりやすく、反対に夏は太陽光の熱を取り込み部屋の温度が上がりやすいです。冬は窓ガラスに結露が生じ、カビが発生してしまう原因にもなります。
ただし、最近は断熱性能の高い窓ガラスやサッシが出ていたり、雨漏りしにくいつくり、雨で汚れを洗い流す機能などの技術の進歩によって、これらのデメリットは軽減されてきています。性能の高い窓ガラスを選ぶことによって、天窓のデメリットはカバーできるでしょう。
部屋が明るくなる天窓は一見メリットに見えますが、デメリットも存在します。ただし、そのデメリットさえカバーできれば、より賢く天窓を利用することができるでしょう。
太陽光を取り入れて明るい部屋にしたいという方や、都心の狭小地で太陽光が取り入れづらい場所に家を建てる場合には天窓はおすすめです。天窓がある明るい家にしたいと思われたら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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