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丈夫な家とは?家の骨格である「躯体」の種類について
「躯体」という言葉を聞いたことはありますか?躯体は家の丈夫さや耐震性に大きく関わるものです。
この記事では、躯体の大切さと代表的な躯体の種類をご紹介します。
躯体とは、家を支える骨格部分のことです。構造体とも呼ばれます。
躯体の「躯」という字は、「からだ」を意味します。躯体は家の骨組みなので、躯体がしっかりしていないと家を支えることはできません。躯体の丈夫さがそのまま家の丈夫さとなるのです。
地震大国である日本では、家の耐震性は非常に大切な要素です。躯体には、3つの代表的な種類があります。
主要な構造部が木材で作られている住宅のことを、「木造住宅」といいます。
日本では昔から木が建築物に使われています。木造住宅にはいくつかの工法がありますが、最も一般的なのは「木造軸組工法」です。
木造軸組工法は、垂直方向の「柱」と水平方向の「梁」を組み合わせて作ります。そして、柱と柱の間に筋交い(すじかい)と呼ばれる木材を斜めに入れることにより、耐震性を高めています。
そして柱や梁などの木材に、外壁や床板が加わって隙間が埋まることでさらに耐震性が高くなります。木造住宅の耐震性は、躯体・木材・外壁・床によって決まると言えます。
鉄骨造住宅は、木造と違い躯体部分が鉄骨でできている住宅のことです。鉄骨造の場合、耐震性は基礎や躯体部分の鉄骨の質によります。
木造と違い、外壁や床は耐震性には寄与しません。つまり、鉄骨造の場合、重要なのは構造部分である鉄骨にどのような部材を使い、どのような組み方をされているのかが耐震性の強さに大きく関わってきます。
RC造は「鉄筋コンクリート造」とも呼ばれます。つまり、構造部が鉄筋とコンクリートによって作られています。
RC造はマンションなどの大型建築物に使われるもので、一般的な戸建住宅に用いられることはありませんが、RC造の場合も鉄筋とコンクリートの質がそのまま耐震性につながります。
家の丈夫さを決める、大事な骨組み部分である躯体。聞き慣れない言葉かもしれませんが、躯体を理解しなければ、家の耐震性のこともわかりません。
耐震性の高さとは、もし地震が起きても、躯体が崩壊しないということです。そして、躯体の種類によって何が耐震性を決めるのかが変わります。
いい家を作るためには、こういった家の構造に関する知識も大切です。
わからないことばかりで不安に思われるかもしれませんが、そんなときはどんな小さなことでも、住宅の専門家に聞いてみてくださいね。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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