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坪単価いくらですか?この質問が危険!2つの罠を分かりやすく解説!
こんにちは、倉敷・岡山で建築家とおしゃれなデザイナーズ注文住宅を建てている建房の小林(史)です。
今回は前回に引き続き「家づくりセミナーの土地・資金編で私がお話している内容の一部、坪単価の罠について」のお話をさせていただこうと思います。
住宅を建てる際や気になっている際に、雑誌やインターネットなどを見ると“坪単価〇〇万円~”というような記載をよくご覧になられる思います。
やはり、皆さん性能やデザインも気になるけれど、何より相談する上で気になるのは、「価格」はいくらくらいか?
ですよね。
相談しに行ったは良いが、予算が全然合わない。となると、
・気まずい思いをしたりしてしまうかもしれない……
・時間の無駄にもなるかもしれない……
・予算合わないのに買わないといけないような展開になるかもしれない……
と、やはり不安になるのは、一番はお金のことだと思います。
建房の事務所にもよくお問合せのお電話かかって来ますが、多くの方が
『興味はあって、一度相談してみたいのですが、坪単価っていくらぐらいですか?』
とか
『建房さんのお家って30坪くらいだといくらくらいですか?』
と尋ねられます。
私は
「坪単価って、どういう基準でどこからどこまでの金額で、お答えしたら良いですか?」
とお返ししています。ちょっと意地が悪いですが(;´∀`)💦
そうすると、ほぼ100%のお客様は戸惑ってしまいます。
当然です。ほとんどの方が、“坪単価”ってどこの会社でも共通の計算に基づいていると思っています。
しかし“坪単価”には2つの大きな罠が潜んでいます。
【坪単価の罠 ① 諸経費どこからどこまで問題】
数社でプラン提案をして貰い、見積を取ってみられて、家づくりがよく解らなくなってしまった。
ということで勉強会に来られるお客様。
このようなパターンの方は弊社で建てられたお客様でも、何人もおられます。
その原因は、こういった内容です。
・同じ土地で、同じ30坪くらいのサイズの、似たような間取りの建物を提案してもらい見積を取った。
A社
価格重視で、ローコストの会社。坪単価は45万円~
B社、C社
多少性能を重視して、性能が良くて価格がそんなに変わらないのなら良いなという期待で検討。坪単価は55万~
・結果
A社/建物代1600万+諸経費700万=合計2300万
B社/建物代1800万+諸経費500万=合計2300万
C社/建物代2100万+諸経費350万=合計2450万
となったようです。
総額だと性能が良くて、ローコストA社と価格が変わらないB社に決定! となりそうですが、
諸費用の差がこんなに違うのって何……?
ってことですよね。
総額が同じってことは本当は性能があんまり良く無い家なんじゃないか?
諸費用700万なんてぼったくられているんじゃないか?
でも、何が違うのか全然資料を見ても解らない💦
こういうことの理由が知りたくて勉強会にご参加頂いている方が多いです。
そもそも、坪単価に諸経費をどこまで含めて考えるか?という明確な基準は存在していません。
こう考えると、A社とB社はおそらく、坪単価の打ちだし方は消費税を入れているか居ないかの違い。
なので、A社とB社の建物はほぼ同価格。そうなると、どこまで性能や仕様が違うのか……となってきますね。
例えば、断熱などの、性能は良いけれど、A社より床材や水廻りの設備が低グレードかもしれない。もしくは、収納の中とかに棚が付いていないとかの可能性もあったりするかもしれません。
C社はパターンCなのかもしれません。ということは、C社が一番良い可能性も……?
ただ、こんな風に考えだしたら、何が良いのか悪いのかを見極める物差しが無いと、多分結論は出ないと思います。
更に、坪単価にはもう一つの問題があります。
【坪単価の罠 ② 面積どこからどこまで問題】
“延床面積”と“施工面積”という2つの面積表記があります
建売の物件資料でもよくよく見ると、施工面積35坪なんて書いてあって、実際には床面積29坪なんてことも良くありますが……(;´・ω・)
延床面積というのは、登記簿謄本に記載したり、建築の確認申請に記載したりする、どの会社で建てても共通している面積です。
しかし、施工面積というものには、基準が存在しません。
例えば、
玄関ポーチ、テラス、バルコニー。庇のかかった部分、中庭、吹き抜けなどなど全部足して施工面積と言ってしまっても良いのです。
そうなると、どうなるかといえば、
こういう違いが出てきます。
この、面積計算の方法の違いと、どこまでの費用を計算に含めるか?の違いによって、“坪単価”は大幅に違ってきます。
ちなみに、建房には、本当に “ 坪単価 ” は存在しません。
それは、建房が、本当の自由設計の会社だからです。
床材、水廻り設備、断熱材、外装材、サッシ、どんなものでも幅広い商品でお客様の要望に応じて扱うことが出来るので、
決まった仕様は無く、プランもお客様によって全く違います。
こちらのページ↓
https://kenbo.co.jp/price/
に載せている参考価格は、パターンDでの参考価格ですので、そういった目で見て頂くと、
良い家を手に届く価格でという建房のお家づくり、期待して頂けるのでは無いでしょうか?
(基本的におススメの仕様はご用意しているので、イチから全部悩んで頂く必要はありません)
(高性能な家づくりを目指しているので、性能を落としても良いから安く!というお仕事は受けられません)
さて、いかがでしたでしょうか?
ご興味持って頂けましたらぜひ、建房の見学会や勉強会、足を運んでみて下さい!
また、個別のご相談予約も歓迎しております。
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