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岡山市の土地探し~ホームプランナー家を建てるvol.1
こんにちは、倉敷・岡山で建築家と注文住宅を建てている建房の小林です。
今回から数回に分けて、建房でホームプランナーをしている私、小林の自宅が建つまでを連載形式でお伝えしていこうと思います。
私が建てた自宅は、コチラでご覧いただけます。
岡山市で自宅を建てたのは、2017年。今は4人家族の我が家も、当時は私と妻、2歳の子どもの3人で、私の実家で両親と同居していました。
当初から、将来的には別居を考えての同居でしたので、子どもが大きくなってきたことをきっかけに土地探しから家づくりをスタートさせました。
土地探しの基準
上記の基準で土地探しを始めましたが、決定するまでは1年ほどを要しました。最終的に決めた土地は選択肢に上がってはいたものの、成形地ではなく前面道路も広くなく、決して「好条件」とはいえなかったからです。
ご覧の通り、私が家を建てた土地はヨットの帆のような不成形地。
「やはり成形地がいいのではないか?」
「前面道路はもう少し広いほうが利便性が良さそう……」
こんなことを考えて決めかねていました。
しかし、弊社の設計士をはじめさまざまな建築家の先生方のお話を伺うにつれ、“土地の字型が理想の家を建てるにあたり制約にはならない”ということに気付いたのです。
もちろん、不成形地かつ広さが十分でなければ、家を建てるだけの十分な広さが確保できないため制約にはなりえるでしょう。
ただ私が選んだ岡山市の土地は、立地・広さともに申し分なく、不成形地ゆえに価格は相場の1/2ほどと抜群に安い。だったら、むしろ建物に予算を回して「唯一無二の家を建てられるのではないか」という考えに変わっていったんですね。
不成形地に家を建てた今、感じていることは、「どんな土地でも、理想の家は建てられる」ということ。狭すぎてしまうとやはり自由度は下がってしまいますが、不成形地は相場より格段に安いので広さを確保することも可能です。
私の選んだ土地は「不成形地」で「前面道路も狭い」という特徴がありますが、考え方ひとつでそれはメリットにも転換できます。
先述したように、不成形地だからこそ「安い」。その分、建物に予算をかけられる。というのは、大きなメリットともいえるでしょう。
また前面道路が狭いことに関しても、子どもが小さい我が家にとっては「危なくない」「遊びやすい」というメリットともいえます。
土地の持つデメリットやリスクには必ず目を向けるべきではありますが、ぜひ同時にその土地の「良いところ」にも目を向けてみてください。
メリットがデメリットやリスクを補える、あるいはデメリットの見方を変えればメリットになるとすれば、その土地はあなたにとって唯一無二の価値を有しているということに気づくかもしれません。
私は土地探しに1年ほどを要したわけですが、さらに時間がかかるお客様も多くいらっしゃいます。
たとえば、「この土地がいい!」と思った土地の境界が確定していなかった場合、境界確定までに数ヶ月以上を要してしまうことも。そういった意味では、「このときまでに家を建てて新居に引っ越したい」という目標がおありであれば、そこから逆算して1~2年前から土地の情報を集め始められるといいかもしれません。
「こんな土地がいいな」と漠然と考えていたとしても、実際にマーケットに出ている土地を見ると考えが変わっていくことは往々にして起こります。
ひとつとして同じ土地はありません。目星を付けた土地を複数件、見学する中で、「やっぱりこういう土地がいいかもしれない」「色々見てきたけど最初に見た土地が一番かも」このように、ご自身が本当に求めている土地の条件が見えてくるものです。
私の自宅はもちろん弊社、建房で建築しました。
こんな方も、ぜひ倉敷・岡山で建築家と注文住宅を建てている建房にお気軽にご相談ください。
私の自宅の設計担当は、一級建築士の大川。次回、「ホームプランナー家を建てるvol.2」では設計士 大川と具体的に建物のプランを練る工程をお伝えしていきます!