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厚手のカーテンで家の断熱効果をアップ!選び方と吊るし方のコツ
暑い夏や寒い冬に家の中で快適に過ごすためには、家の断熱性能が非常に重要です。
実は、ちょっとした工夫で断熱効果をぐっと高めることができるのをご存じでしょうか。
厚手カーテンは、お部屋の印象を引き締めつつ、断熱効果の向上にも役立ちます。
窓からの冷気をしっかりブロックして、心地よい住空間を作ることができますよ。
しかし、どんなカーテンを選べばよいのか、また吊るし方にコツはあるのかなどが気になる方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、断熱効果を意識したカーテンの選び方についてご紹介します。
カーテンに断熱効果を求める場合、意識したいのはまず「生地の重さ」です。
一般的に、1㎡あたり400g以上の生地を選ぶと、しっかりとした断熱効果が期待できるでしょう。
さらに、裏地付きの二重構造のものを選べばより効果的です。
空気層ができるため、断熱性能が格段にアップします。
また、重さだけでなく生地の素材も重要なポイントです。
例えば、ポリエステルは手入れが簡単で安価ですが、断熱性能は中程度です。
一方、綿や麻などの天然素材は、吸湿性が高いため室内の湿度調整にも役立ちます。
最近では、断熱効果の高い特殊コーティングがされた生地もあります。
せっかく良い生地のカーテンを選んでも、吊るし方が適切でなければ期待した効果が得られません。
まず重要なのが、窓枠よりも大きめのサイズのカーテンを選ぶことです。
両サイドは窓枠から15cm以上、床までは1~2cm程度の余裕を持たせたサイズがベストです。
こうすることで、隙間からの空気の流入を最小限に抑えることができるでしょう。
また、カーテンのひだ(プリーツ)の量も断熱効果に影響を及ぼします。
一般的には、カーテンレール幅の2~2.5倍のプリーツワイドが推奨されています。
これは、ひだが多いほど空気層が増え断熱効果が高まるためです。
とはいえ、ひだを増やしすぎるとカーテンが重くなって開け閉めしにくくなるので、その点は注意が必要です。
他の断熱対策と組み合わせることで、より厚手カーテンの効果を高めることができるでしょう。
例えば、断熱シートや断熱ブラインドとの組み合わせがおすすめです。
また、カーテンボックスを設置することで、カーテンの上部からの熱の出入りも抑えられます。
寒冷地の場合はハニカムスクリーンと組み合わせることで、さらに高い断熱効果が期待できるでしょう。
冬場は日中でもカーテンを閉めがちですが、南向きの窓であれば、日差しを活かして室内を暖めることができます。
日中はカーテンを開けて太陽の熱を取り入れ、夕方には早めに閉めて室温を保つ、といった使い方がおすすめです。
逆に夏場は、朝早くからカーテンを閉めておくことで熱の侵入を防ぐと効果的です。
厚手のカーテンは定期的にお手入れすることで長持ちし、断熱効果を持続させることができます。
月一回程度の掃除機がけで、ホコリを除去しましょう。
また、半年に一回程度のクリーニングで、生地の風合いと断熱効果を長く保つことができます。
特に梅雨時期は湿気を含みやすいため、晴れた日に干して風通しをよくしてあげましょう。
厚手のカーテンは、選び方や使い方を工夫することで、お部屋の断熱性能を大きく高められる心強いアイテムです。
生地の重さや素材、サイズ、吊るし方、そしてメンテナンスにまで配慮すれば、季節を問わず快適な室内環境を実現できます。
注文住宅であれば、窓のサイズや方角、インテリアとの調和も設計段階から考えられるため、厚手カーテンの効果をより引き出すことができます。
他の断熱対策と組み合わせながら、ぜひ快適な住まいづくりに厚手カーテンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
建房では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
また、困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!
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