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バスケットコートがある家!土地~完成をリアルに紹介vol.5(建築家によるプレゼン②)
こんにちは。
倉敷・岡山で、建築家とおしゃれでカッコイイ注文住宅(デザイナー住宅)を建てている建房の大森です。
今回も、前回に引き続き、凄く細長い敷地にバスケットコートのある家を建てられたK様が、土地探しから夢を叶えるまでをできるだけリアルにご紹介させていただきます。
前回までのブログで、ここまでをご紹介してまいりました。
今回は、建築家によるプレゼンの第二弾「平面図・立面図・模型を使ったプレゼン」をご紹介させていただきます。
前回もご紹介させていただきましたが、「バスケットコートがある家」を建築して頂いたのは建築家の藤本誠生先生。建房とのタッグは、K様邸で5邸目となります。
これまで藤本先生に手がけていただいた家はこちらです。
前回までのおさらいとなりますが、藤本先生がK様にご提案したプレゼン資料の表紙はこちら。
K様も予想外だった「平屋」のご提案。
そしてご覧の通り東西に長い敷地で、西からバスケットコート・緩衝地として芝生のユーティリティスペース・お住まいという配置をご提案させていただいた……というのが前回までのお話です。
実はK様、弊社からのプレゼン時点では他のメーカー様からのプレゼンも受けている状況でした。
しかし、他社からのプレゼンに対して私に連絡をいただいた奥様のお言葉に「ときめかなかった」というフレーズがありました。
他社様から「バスケットコートは作れない」と言われていたK様ご夫妻は、「夢」を半ば諦めてしまっていたのです。ご提案されていたのは、建築条件付きの40坪台の土地。K様の第一希望の立地ではあったものの、とてもバスケットコートを作れる広さではなかったんですね。
そこで私、そして建築家の藤本先生は、「K様のワクワクを大事にしたい」「なんとかK様の夢であるバスケットコートをご自宅に……!」と思ってプレゼンを準備してきました。
結果的に、プレゼンを聞いていただいたK様には「夢が叶うんですね」という大変嬉しいお言葉をいただき、こちらのプランで進めさせていただくことになった次第です。
それではここからは、実際にプレゼンで使わせていただいたK様邸の立面図・平面図・建築模型を用いてプレゼンの内容をご紹介してまいります。
お伝えした通り、バスケットコートのあるK様邸は平屋。ご提案させていただいた理由は、この横長の土地の広さにあります。
他社様がK様にご提案していた土地は40坪という広さでしたが、今回の東西に長いこの土地の敷地は坪数でいうと140坪ほどです。要は、2階建てにする必要がなかったんですね。
もちろん2階建てにすることは可能でしたが、やや「ポツンと感」が出すぎてしまうということで、今回、平屋でのご提案となりました。
また外のバスケットコートとお住まいの“つながり”を重視するのであれば、平屋のほうが外との接地面が大きく、同じ目線でいられる面積が多くなります。この点については、当初は予想外だと感じられていたK様にもご納得いただき、「であれば、平屋のほうがいいね」と同意いただけました。
一つとして、同じ土地は存在しません。
とくにK様邸の土地は、何度も申し上げている通り東西にものすごく長く、宅地としては大変めずらしい形です。東西はいずれも道路に面しているので、どちらから見ても土地の全貌とともにその先まで見渡すことができます。
この“オンリーワン”の特徴を家が建ったあとも維持したいと考え、平面図の通り、南側は視線が東西に抜ける設計にしています。もちろん、バスケットコートも踏まえてです。
このことにより、東側の玄関から西側を見ると、中庭・リビングダイニングスペース・テラス・芝生スペース・バスケットコート・駐車場・道路、そしてその先まで見通すことができます。土地をさらに大きく見せ、奥行きを感じさせ、土地のメリットを最大限生かしつつ建物との一体感を出すための設計です。
弊社、建房の家づくりと他のハウスメーカーさん、工務店さんと違うところの一つが、建築家の先生がプレゼンするところ。さらにあまり一般的ではないでしょうが、弊社ではどのお客様にも「建築模型」まで作ってプレゼンさせていただいています。
模型を使ってプレゼンさせていただくことで、お客様が実際にここで生活するイメ―ジをしていただきやすくなると考えています。
K様はというと、プレゼン中「いい!」「いい!!」「いい!!!」とひたすらに繰り返していただくというご反応を見せていただけました。^^
建房がプレゼンで意識しているのは、お客様の「想像を超える」提案をさせていただくこと。プレゼンが想像の範囲内の内容であれば、お客様の「感動」まで引き出すことはできません。
私たちは「なるほど……」とご納得いただきたいのではなく、「こんな家もできるのか」「夢が叶うんだ!」という“満足のその先”を目指しております。
こちらのプレゼンでK様には「言うことないです」と即決いただき、ベースの部分はプレゼンのまま進めさせていただくこととなりました。
次回は、お住まいの細かな部分を決めていく「仕様決め」の工程をレポートさせていただきます!
【ブログ筆者】
株式会社 建房 代表取締役 Total Home Planner
1978年東京都生まれ、津山市育ち、倉敷市在住。2012年株式会社 建房を設立。
私が過去に書いた『岡山県南 A様:意思決定からプランプレゼンまでを大公開!』も下記のタイトルから飛べますので是非ご覧ください!
岡山県南 A様:意思決定からプランプレゼンまでを大公開!vol.1
岡山県南 A様:意思決定からプランプレゼンまでを大公開!vol.2
岡山県南 A様:意思決定からプランプレゼンまでを大公開!vol.3
建房の家づくりの真髄が垣間見える『何故、建房の家はカッコイイのか!?感動するのか!?ディテール特集!!』もぜひ参考にしてみてください!「vol.1」からお読みいただくとよりご理解いただけると思います(^^)/
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